若さを保ってくれている成長ホルモン

成長ホルモンの働きは、その名の通り、成長にかかわるホルモンです。
子供が成長して、大人になっていく過程で、もっとも多く分泌され、
背が伸びたり、筋肉を発達させたり、体が大きくなるために
重要な働きをしてくれるホルモンです。

なので、成長期を過ぎると、たくさん分泌されなくなり、
年と共に、少なくなっていくホルモンですが、
全く分泌されなくなるわけではありませんし、
重要性がなくなってしまうわけでもありません。

それどころか、いつまでも若くあり続けるためには、
とても重要な働きをしている事がわかります。

成長期が過ぎた後の成長ホルモンの役割は、
体の若さを保ち、老化を遅らせる働きにあります。
その働きは、主に代謝に関連します。

成長ホルモンは、代謝を活発にしてくれるホルモンです。
代謝についは、肥満のところで、説明しましたが、
糖代謝と、食べ物などで取り込んだエネルギーを貯蔵する
エネルギー代謝、がありました。

なので、肝臓でのグリコーゲン分解を促し、
血糖値を一定に保つ働き。
カルシウム濃度などを一定に保ち、体内の恒常性を維持し、
エネルギー不足の状態の時、
体脂肪動員の促進をする働きがあります。

つまり、筋肉や皮膚を作ったり、
臓器を健やかに保つ働きの手助けをし、
免疫力の強化し。ケガを早く治す効果があります。
コレステロールの管理もしています。

代謝は、体の中の暖炉のような働きで、
食べ物をとることで、供給されたマキ(エネルギー源)を燃やして、
エネルギーに変える働きをしていますが、年を重ねることで、
燃やす力が弱まると、燃えなかった脂肪が貯蓄されすぎて
コレステロールとしてたまり、肥満になり、
体に排出したい毒素がいつまでも残り、病気の原因にもなるのです。
これが、老化です。

もし、ストレスや睡眠不足、運動不足などで、
成長ホルモンの分泌が少なくなると、
ケガは、治りにくくなり、免疫力が低下して、
病気にかかりやすくなります。
コレステロールは上昇。血圧は上昇します。

見た目的にも、肌はカサカサになり、毛髪は白髪、脱毛。
精神的には、
記憶力、認識力、判断力、社交性、性欲の低下。
又、動きが鈍くなり、運動能力の低下、
筋肉重量の低下がおこります。

つまり、老化がおこります。
この様に成長ホルモンは、私たちの体を若く保つために重要な働きをしています。
いつまでも、若く健康で、美しくありたいと願うなら、
健康的な肉体、美しい肌、美しい容姿を保ちたいと思うなら、
成長ホルモンを活性化させることが重要です。

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