成長期が終わった後も大切!!成長ホルモンの働き

成長ホルモンは脳下垂体の前葉で生産され、
GH分泌細胞 から分泌されるホルモンです。

人の成長ホルモンは特にHGHと呼ばれます。
主な成長ホルモンは191個のアミノ酸からできています。

成長ホルモンの役割は、その名の通り、
人の成長に携わるホルモンです。
子供が、大人に成長していく過程で、一番多く生産されます。
思春期から青年期にかけて、生産はピークとなり、
25才くらいから、徐々に減少していきます。
それで、背が伸びるのも止まってしまうというわけです。

ならば、背がもった高くなりたいと思う人は、
成長ホルモンをどんどん補えばよい。
という事になりますが、
過剰に成長ホルンが分泌されると、巨人症になります。
逆に、幼児期に成長ホルモンが少ないと、小人症になります。
が、最近は医学の発達により、防げる病気になりました。

成長ホルモンは、成長期には、骨端の軟骨細胞の分裂や
増殖を促し、骨を伸張させる働きをします。
又、アミノ酸を取り込み、
タンパク質合成を促進して、筋肉を作ります。
若い肉体に発達した筋肉が備わるのは、成長ホルモンの効果です。
そして、年と共に、筋肉が衰えるのは、
成長ホルモンの分泌が、減少しているかです。

この様に、成長ホルモンは、成長期の人体に必要なホルモンですが、
成長期を過ぎたからと言って、必要性がなくなるわけではありません。

成長期が過ぎても、成長ホルモンは、体の若さを保つ上で、
重要なホルモンとして、働き続けます。

老化を防ぐあるいは、遅らせる役割を持っています。
つまり、若さを保ってくれる役割をしています。
アンチエイジングには、欠かせないホルモンというわけです。

人の髪の毛が、つやつやしているのも、肌がピチピチしているのも、
爪が、美しい桜色をしているのも、みんな
成長ホルモンのおかけです。

見た目の美しさだけではありません。
人が、元気で毎日生活できる事、
怪我をしても、すぐに回復すること。
熱をだして、病気をしてもすぐに治るのは、成長ホルモンのおかげです。

成長ホルモンは、私たちが、いかに若々しく
健康で元気に過ごせるか。
という、鍵を握っているホルモンです。