体をサビさせない~抗酸化物質【抗酸化ビタミン】
【アンチエイジングのポイント2・・・体をさびさせない】
5.抗酸化物質・・抗酸化ビタミン
活性酸素が原因で起こる老化を
予防する方法として、ビタミンにも強い抗酸化作用が
期待できます。
特に抗酸化作用の強い、ビタミンを抗酸化ビタミンと呼びます。
抗酸化ビタミンと呼ばれるものは、
ビタミンC、ビタミンE、ビタミンAです。
●ビタミンCの抗酸化作用
ビタミンCは、水溶性なので、主に血液など水分の多い場所で威力を発揮し、
体の酸化を防いでくれます。
スーパーオキシド、ヒドロキシラジカル、過酸化水素などの活性酸素類を
消去してくれる働きがあります。
といっても、難しくて何のことかと思いますが。
スーパーオキシドは、白血球が、体内に入ってきた細菌を殺すときに、
出来てしまったり、赤血球のヘモグロビンと鉄が結合することでもできます。
ヒドロキシラジカルは、脂質、糖質、など強い酸化力で、
酸化させてしまう威力のある活性酸素です。
つまり、甘いものや、脂っこいものを食べると、酸化させてしまうといったところでしょうか。
その他、ビタミンCは、コラーゲンの生成に関与していたり、
精神安定効果があるので、ストレス予防に役立ちます。
ストレスをためないことは、酸化防止につながります。
また、酸化防止のため、使われたビタミンEの再生にも、なくてはならない、
ビタミンです。
ビタミンCは、野菜、くだものに多く含まれます。
赤ピーマン・黄ピーマン・ゆず・アセロラ・レモン・
パセリ・根キャベツ・
焼き海苔・味付け海苔・煎茶の葉
●ビタミンEの抗酸化作用
ビタミンEは、主に脂質の酸化に働きかけ、
不飽和脂肪酸が酸化して、過酸化脂質になるのを防ぎます。
人の細胞膜や目の角膜は、不飽和脂肪酸でできています。
不飽和脂肪酸は、大変酸化しやすい性質を持っていますが、
ビタミンEは、この細胞膜や角膜に存在して、
活性酸素による酸化を防いでくれています。
ビタミンEは、若返りのビタミンとも言われ、
成人病予防効果があります。
血管を守り、動脈硬化を予防し、脳卒中、心臓病、高血圧
の予防効果があります。
血行が良くなるので、冷え症など、改善、美肌効果も
あります。
また、性ホルモンにも働きかけるので、
更年期障害など、若返り効果もありますが、
たくさんとることで、生理が早く来たり、
出血量が多くなったりすることもあります。
ビタミンEは、種実類、魚卵、油に多く含まれます。
アーモンド・松の実・らっかせい
サフラワー油・とうもろこし油・なたね油・マーガリン
あんこうのきも・すじこ・キャビア・いくら
抹茶・煎茶の葉
●ビタミンAの抗酸化作用
βカロチンが体内に入るとビタミンAに変化します。
植物のフィトケミカルの項目や
人参百科を参考にしてください。
人参百科